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我が家も敗血症、そして多臓器不全

渡辺徹さんがお亡くなりになったのですね。

敗血症でお亡くなりになったとスマホのニュースで読みました。

ご冥福をお祈りします。

 

亡き夫も、最終的には敗血症から多臓器不全

心肺停止から蘇生に時間がかかり脳死。

その後、1週間で亡くなりました。

 

これまで、ブログに詳しく書いた事はありません。

書くつもりもありませんでしたが、敗血症の事を改めて調べ

書くことにしました。

 

以下は済生会webサイトからの引用です。

 

敗血症は、細菌などの病原微生物に感染し、体がその微生物に対抗することで起こるさまざまな状態のことで、全身性炎症反応症候群ともいいます。

 

敗血症と診断されたら、ただちに治療を開始することが重要です。治療が遅れると、全身のバランスが崩れ、低血圧による意識障害などを引き起こしてショック状態となります。その結果、多数の臓器に障害が及ぶ「多臓器不全」となります。多臓器不全になると、数時間で死亡してしまう可能性が高くなります。

 

また、敗血症の原因となる感染症は、肺の急性感染症である「肺炎」と「尿路感染症」が多く、そのほかに「腸管感染症」や「血流感染症」などがあります。男性は肺炎などの呼吸器系が原因となることが多く、女性は尿路感染症などの泌尿生殖系が原因となることが多い傾向があります。敗血症の治療法は、海外のガイドラインを参考にした日本独自のガイドライン(主に成人を念頭に置いたもの)があり、多くの病院が、これに準じた治療を行っています。

 

以下は、

我が家の場合です。

上記の引用記事の2番目、意識障害が起こってからは心肺停止。脳死。

その後1週間で亡くなりました。

信じられない事が、次々と起こりました。

敗血症とは、一体どんな病気なのか?

今でも病名は覚えていますが、理解できていませんでした。

そして、夫はずっと入院していたにも関わらず、

引用記事の3番目の感染症が起こったのでしょうか?

そうだとすれば、理解も納得もできません。

なぜ早く治療できなかったのか。

 

私が知っている事の一部です、詳しく書けないこともありますが簡単に書きます。

(当時の記録を確認していないので、正式な病名や日付が1日ずれているかも知れません。記憶だけで書いています。)

 

11月に胃の具合が悪くなり近くの病院を受診。

その後痛みが酷くなり、

救急車を呼び病院へ搬送し

胃を切除する緊急手術を受けました。

胃潰瘍から十二指腸穿孔との診断です。

しかし術後の経過が思わしくなく、二度目の手術。

症状は良くならず、体力が衰える一方。

素人の私が見ても、普通ではなく何かがおきてる。

いくら訴えても、看護師からは動かないからで体をこうやって動かしてと言われ、湿布タイプの痛み止めが出ただけ。

 

動きたくても動けないんです。

 

身内には、医療従事者もいますので相談し

転院することにしました。

 

転院は12月24日だったかと。

医師付き添いで、救急車で転院。

もちろん入院時のデータも一緒に。

 

確か、祭日でしたので

転院時の検査は行われず、翌朝自分でトイレに歩いて行くもののその後様子が一変。

意識障害が起こりました。

そこから心肺停止。

転院後1日で容体急変です。

 

こんなの信じられますか?

脳死の1週間。奇跡が起こらないかと願い続けましたが、無理でした。

医師の説明通り、1週間で亡くなりました。

医療従事者の身内の言葉は大晦日の夜、多分今夜が山場だと。

まさにその通りで、24時を少し回ったところでした。

知識の無い私は、奇跡があるかもと思いましたが、奇跡は滅多に起こりません。

だから奇跡なのです。

 

渡辺徹さんのご家族も、信じられない経過だったのではないかと思います。

私は、27年前を思い出しこの記事を書いています。

 

胃潰瘍から、そんな事誰も信じられません。

今でも、もやもやしています。

 

それから家族はいろいろありました。

本当に辛い27年でした。

 

生きたくても生きられず、病気と闘うことすらできなかった夫の為に、なんとか生きていこう。それしか私たちにはできないから。

 

でもね、口で言うのは簡単ですが、

生きて行くことが大変な病気だってあるんです。

治療方法も無く、対処療法だけ。

難病に認定されている病気は治療方法がありません。

体の機能はあちこち失われ、医師すら見たこともないと言う診断画像。

 

人生は色々あります。普通に暮らすことがどんなに大変なことか。

辛い事をたくさん経験したから、ちょっとした小さな嬉しい事がとても幸せに感じます。

 

まだまだ辛くて、苦しい中にいらっしゃる方は沢山いらっしゃると思います。

お辛いのは私にもわかります。

私の経験や想像以上かも知れませんけれど

いつか乗り越えて、些細なことが幸せに感じられる時が必ず来る事をお祈りしています。