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献体で決めなくてはいけない事

昨日は、ドクターヘリで運ばれた父の事と献体について少し書きました。

意識が戻っていなかった父は、

昨日の夕方、意識がはっきり戻り会話できるようになったと連絡を受け安心しました。

医師の説明によると、1ヶ月程度の入院になりそうです。

その間に今後の生活について、病院のソーシャルワーカーさんと相談しながら決めていくことになります。

こんな時に記事にするのも妙ですが、

昨日の続き、献体で決めなくてはいけない事についてです。

献体すると、火葬は登録団体で行われるので、火葬費用・運搬費用を遺族が負担する必要はありません。

したがって、決めなくてはいけない事は

葬儀をどうするか

献体する場合、葬儀は献体前か献体後になります。

したがって、献体の場合以下の3つを決めておく必要があります。

  1. 献体前に葬儀する
  2. 献体後に葬儀する
  3. 葬儀を行わない

1の場合ですと、献体の受け入れは死後48時間以内ですので、通夜と告別式を同じ日に行って時間を合わせることになります。

通常の出棺ではなく、葬儀後は大学の登録団体へ搬送されることになります。

2の場合は、 どの段階で葬儀を行うかですが、遺骨が返還されてから葬儀となると1〜3年かかかるようです。 ちょっと、気持ちのけじめがつかないように思います。 父が登録している団体から教えてもらったのは、髪と爪で葬儀を行う方法もあるそうです。

3の場合は 気持ち的にゆっくり余裕を持って、お別れできます。 身寄りのない人や、葬儀をしてもらうつもりがない人にとっては、大学側が行ってくれるのは大きなメリットです。 しかし一方で、こちらも遺族の気持ちのけじめが付きにくい。

葬儀をするかしないかは、献体とは別の問題になるそうです。

 

父が登録している大学の説明文よると

解剖実習の終了後、学生が丁寧に納棺し、医学部長・病院長・学科長はじめ関係職員一同が参列して納棺式が行われます。その後大学職員の手によって斎場で荼毘に付され、遺族に代わって収骨されます。

毎年1回遺族を招いて、創立以来祀られておられる多くのご霊位と共に、厳粛な慰霊祭が行われている。無宗教無宗派で参列者全員が献花できる。

 

他にも献体登録をやめたくなれば、書面で連絡し止めることもできる。

県外へ転居した場合は、可能な限り引き受けてもらえる。

病院で病理解剖を勧められた場合は、献体登録していることを担当医に伝え、医師の判断を仰ぐ。病理解剖と献体(正常解剖)を重ねて行う事はできない。

アイバンク献体登録と重複可能

解剖学実習は、医学生(2年生)が行うのだそうです。

遺骨の返還について

返還の時期は、およそ1年〜3年後。

4月におおよその返還時期の連絡と文部科学省から感謝状についての案内が郵送される。

返還時期が来たら書面で連絡があり、遺族の意向に沿う形で返還される。引き取りに行くか、指定の日時・場所に届けてもらうを伝える。

大まかに書くと以上の様になります。

細かい部分は、登録団体によって異なると思います。

私も今回初めて知った事ばかりです。

もっと早く、真剣に父に話を聞いておくべきだったと後悔しています。

もう少し、父が元気になったら、

私も献体のことを考えたいので、参考に話を聞かせて欲しいと持ちかけて、父の希望を聞いてみるつもりです。

実際に、献体された方のお気持ちなども読めるので、興味を持たれたらググってみると良いと思います。

情報を得た上でよく考え、自分がどうしたいかを改めて考える。

私自身は、もっと知りたいけれどどうするかは、まだ決められません。