今年もまた、穴子飯を差し入れしてもらいました。
昔のパッケージが再現されています。
この中では右下のが一番古いようで、金十五銭と書いてあります。
昨年も記事にしたのですが、今回のが今まで見た中で一番古い。
穴子飯ボリュームがあります。
いつもなら何か買い出しに行って、若い人の口に合いそうなオカズを作りますが、今回は改めて買い物には行かず家にあるもので。
穴子飯がメインなのでオカズは少な目でさっぱりと。(言い訳)
オカズ少な目だったので、全部美味しく食べました。
(婿殿ご馳走様でした)
今回は、娘が車椅子を買い替えたので古い車椅子を実家に置きに来たのです。
そこで、新しい車椅子の画期的な事。
私は初めて見ました。
ちょっと感動です。
世界が広がります。この車椅子があると生活が変わります。
今日は車椅子の事を書きます。
万一将来車椅子のお世話になることがあるかもしれません。
知識があると、介護保険では無理で自費購入になるとしても選択肢が広がります。
娘は病気で2011年から車椅子ユーザーです。
これまでに福祉機器の展示会などに行って色々見たり体験しました。
福祉先進国スエーデンの車椅子、パンテーラに感動しました。
うまく説明できないのですが、非常に軽い。
そして何より安定性があります。乗っていて疲れない。
その違いは、どうやら構造そのものが違うそうです。
日本の車椅子は、幅が狭くなる方向に折りたたみます。
座面の下にはX状のフレームがあり、それで折りたたむ仕組みです。
ところが、パンテーラは背もたれと座面がくっ付くように折りたたみます。
折りたたんだ状態は、日本の車椅子の方が場所を取りません。
日本の家は狭いから、このような構造になったのでしょうか?
例えて言うなら、日本の車椅子は折りたたみのパイプ椅子。
パンテーラは腰を包み込むように座りやすい椅子。
それくらいの違いがあるそうです。
私は、娘が車椅子ユーザーになるまでは車椅子と言えば、スーパーや病院の入り口にある車椅子しか知りません。
何らかの病気で車椅子利用をしている人は体幹を支えることが難しい人も多い。
それでは座面の幅が広い車椅子に座っていることはできません。
人それぞれの体格に合わせて車椅子はオーダーになります。
幅はもちろん、高さや必要なオプションも異なります。
初めてオーダー車椅子が我が家にやってきた時、私も座ってビックリしました。
まるで腰が吸い付くように、ぴったりと車椅子の座面にハマります。
まさに足の代わりの車椅子。
そんな車椅子でも、ずっと座っていると腰が辛い。
お尻ももちろん蒸れます。
お尻はクッションに色々な機能の物があるので、それで多少は解決できるのですが、腰が辛いことは変わりません。
毎月の定期検診での病院の待ち時間も辛く、娘は空いている長椅子に移動して横になって体を休めていました。
ところが、この度パンテーラに乗り換えてからは腰がずっと楽になったそうです。
これまでは車椅子から移ることも危なっかしかったのですが、乗っていられないので日に何度もベッドと車椅子を移譲する生活。
それが、乗り移らなくても車椅子のままで長時間過ごせるそうです。
そこまでの違いがあるとは思っても見ませんでした。
そして、手の力も弱いので外用にはアシスト車椅子を持ってました。
ところが、これが重い。
国産の車椅子にヤマハの「JWX-2」、車椅子用電動アシストユニットを付けていました。
この商品は、介護保険の対象でもあります。
普通の車椅子にユニットがつきます。
下段の左は、バッテリーの充電器。
真ん中がバッテリーで、これを装着します。
バッテリーを含めるとかなりの重量。
車に積む時はバイヤ、バッテリーが外せるのですが、外したところで一つ一つのタイヤも重い。
そもそもタイヤがある事で、バランスをとって自立しているのにこれを外したり付けたり。非常に大変な作業でした。
スロープがある車や、吊り上げる装置がついている車なら問題ありませんが、アシスト付きの車椅子を車に載せるのは非常に困難です。
車じゃなく公共交通機関を利用する場合でも、人力で持ち上げて運んでもらったこともあります。
その場合の多くは、車椅子に座った状態で数人がかりで運びます。
これまでに経験したのはフェリーの階段を数人で運んでもらったり、東京の地下鉄で工事中の為、人力で階段を運んでもらったり。
このような事が想定される場合はアシスト付き車椅子は無理です。
ジョイスティックで電動操作する車椅子も、ほぼ同じです。
そんなわけで利用する場を選び、使い分けていました。
ところが、軽くて座り心地の良いパンテーラが、近未来的な画期的な車椅子になったのです。
長くなるので、次回の記事に続きます。