一昨日の一生使える日用品の番組を見て、私の一生物を思い出しました。
「すりこぎ」です。
父の手作りです。
棒は真っ直ぐではなく曲がって不恰好なのに、なぜか力が入りやすく使いやすい。
山椒の木で作ったすりこぎ棒です。
よく見ると同じ方向で使っているので、すり減り方が均一ではありません。 曲がっているので、使いやすい方向がある為、常に同じ向きで持ってしまったようです。 あらっ?この削られた部分は体に入ってますね・・・ 大丈夫なのかな?
調べて見ると、山椒の木は解毒作用があるとされているそうです。 すりおろす際に、微量の山椒の木が削られて食品に混ざる量がちょうど良い、解毒作用の効果をもたらす。固すぎず柔らかすぎないために、食材を程よくおろせる。
確かに固すぎないので、あたりが柔らかい感じで使いやすいです。
もらったのはいつかも覚えていませんが、20年以上前。30年くらい経っているかもしれません。46センチくらいあり長いので、長芋をおろす時しか使っていないかも? しかし、これを断捨離しようと思ったことは一度もありませんし、改めて大切にしようと思いました。 決して美しくもなく見た目が悪いのも、言い方を変えれば味があって、二本と同じものはないわけですからね。愛着があります。 素人の手作り品。いいんです、これで。 これがいい。 娘に引き継ぐ? いらないっていうでしょうね・・・・ 押し付けるものではないですからね〜〜 価値観は人それぞれ、場所を取らない方が良い人には邪魔なサイズです。
ゴマはスーパーの家庭用品売り場で購入した、17センチ弱の長さの物を使用しています。
すり鉢と一緒に撮影するとこんなサイズです。
すり鉢は直径21.5センチ。 一人暮らしでゴマをするのには、いちいち出すのが面倒ですりごまを利用しています。
すりごまだと、扱いが簡単なのでゴマを摂る回数が増えました。
改めて考えると、すり鉢・すりこぎを使う頻度が少ないです。 欲しいけどすり鉢は購入してはいけないのか? いやいや食器として盛り付けてそのまま出せるしと、物欲はおさまりません。
昨日の記事に書いた、山只華陶苑(ヤマタダカトウエン)のすり鉢はいつかは欲しい商品として、時々覗いて楽しむことにします。
人生あと20年か30年かわかりませんが、本当に自分のお気に入りに囲まれて暮らせたら楽しいでしょうね〜〜。
逆にあと5年だったら、残り少ない人生なので側に置いて使いたい。 私には、それくらい魅力があります。