リハビリに行った時のことです、ベッドがいっぱいで階を移動することになりエレベーターのドアが開くと、なんとそこはマシンがいっぱいのお年寄りばかりのゆる〜〜いジムだったのです。
ちょっと笑ってしまうくらい、あまり負荷がかかっていなさそうだけど、コツコツとこなしておられました。
その時はほとんど女性でしたけど、お喋りなどせず静かにマシントレーニング。
(実際のマシンではありません、もう少し緩やかなマシンでしたが名前がわかりません。ロディオに乗ってる方もおられました。)
私の行っている病院ではデイケアを行なっているのは知っていましたが、実際に見たのは初めて。
興味を持ったので調べてみると、介護サービスにある「デイケア」と「デイサービス」は別なのですね。 知りませんでした、私の中では同じようなものの感覚。
どちらも通所サービスで、施設に足を運んで受ける介護サービスです。
1-1. デイサービス(通所介護)
「デイサービス」というのは、「施設で、入浴などのサービスを受ける」というものです。機能訓練や食事の世話などをしてくれるところもあります。家族の介護の負担軽減なども目的としています。
老人ホームや通所施設などで行われていると思います、あちこちの施設からマイクロバスが回って来てお年寄りの方が乗って出かけ夕方戻ってこられます。まるで幼稚園バスのように定時に走っています。
1-2.デイケア(通所リハビリテーション)
対して、デイケアは、リハビリテーションを目的としたものであり、特に「機能の回復」に重点をおいたものになります。
こちらは病院に併設されているかと思います。病院の名前の付いたマイクロバスを時々見かけます。
2-1.目的の違い
デイサービスは、あくまで、「生活の身の周りの世話」を基本としたものです。それに対して、デイケアは、「リハビリ」に重きを置いたものであり、「訓練」という意味合いが強いです。 しかしそうは言っても、「デイサービスにも機能訓練があるんでしょう?」と思われる人もいるはず。次項では、「機能訓練」と「リハビリ」の違いを解説します。
私の中では、デイサービスは折り紙や椅子に座ったままの体操や歌を歌ったりのイメージです、歩行訓練のバーがあったり。
デイケアは本格的なマシンがあって、意欲的にマシントレーニングを行う。 病院併設なので、看護師によるメディカルチェックを行う。
2-2.従業員の違い
「機能訓練」と「リハビリテーション」は、しばしば混同して使われます。しかし、この2つには、実は違いがあります。 リハビリも機能訓練も、両方とも「機能の向上」を目的としますが、リハビリテーションと銘打つ場合、医師の指導のもと、特定の資格を持ったスタッフが指導にあたる必要性が出てきます。作業療法士や言語聴覚士、理学療法士や看護師といった人材です。 しかしながら、「機能訓練」とした場合、必ずしもこれらの専門的な人材が必要になるわけではありません。介護職であったとしても行うことができます。 もちろん、デイサービスにおいて、「作業療法士などがいてはいけない」という規約があるわけではありません。しかし、「デイケア」と銘打ち、「リハビリテーション」を行う場合は、専門資格のある人が訓練を受け持つ必要があります。
デイケア(通所リハビリテーション)では、作業療法士や理学療法士による訓練を受けることができるのです。
2-3.設備の違い
デイケアの場合、「リハビリ専用のための部屋」を用意し、かつ、リハビリに必要な器材などをそろえておく必要があります。このようなところからも、「目的の違い」がわかるでしょう。
本格的なウエイトマシンや有酸素マシンによる、筋力や体力の強化をおこないます。
このような違いがありました。 認知症などがあるとデイサービスになるのかもしれませんが、できればデイケアで今でも通所リハビリを受けたいです。
要支援などの介護認定がおりれば対象になるのですが。
要介護・要支援とは?
65歳以上の方もしくは、40~64歳までで加齢が原因と思われる「特定疾病(16種類)」の方は介護申請ができます。そして、要介護認定が下りれば、介護保険制度のサービスを利用することが出来ます。
介護保険の特定疾病
- がん(がん末期)
- 関節リュウマチ
- 筋萎縮性側索硬化症(通称:ALS)
- 後縦靭帯骨化症
- 骨折を伴う骨粗鬆症
- 初老期における認知症
- 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病【パーキンソン病関連疾患】
- 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 早老症
- 多系統萎縮症
- 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
- 脳血管疾患
- 閉塞性動脈硬化症
- 慢性閉塞性肺疾患
- 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
自分のことは自分でできるのがベストですが、一人暮らしですと大変なことも多いです。 難しいのに一人で頑張る必要はなく、無理をして悪化するより医師に相談してこれらに該当するなら、介護保険適応となるか相談しても良いと思います。
私は手術後コルセットで胸から後ろはお尻の上まで、半年固定で車の運転不可。
お辞儀もできない。亀の甲羅に挟まれている状態なので首だけピョコピョコのお辞儀で体の自由がきかない。
重いものを持てない、家族は車椅子生活で全く立てない指先も不自由な娘との二人暮らしでしたので、手伝ってもらえる人はいない。
ベッドマットレスのシーツ交換や掃除、お風呂掃除もできない。病院が遠く直通バスはない、乗り換えしても本数が少なく不自由。
そのような状態でしたので、手術担当医に相談して介護申請の用紙準備をして申請し、要支援1の認定が下りましたので1年間介護保険を利用しました。
3ヶ月程はヘルパーさんにお願いし、週1回で掃除・買い物などを手伝ってもらいました。 その後は少しづつ自分で、掃除はルンバ。 買い物は娘のヘルパーさんに、少し助けてもらった時もありました。 コルセットをつけている間は運転不可と言われたのですが、医師の許可を得て4ヶ月目からは近くのスーパーに行ってました。 ただし、買い物かごを持ち上げることができずにレジ係の人にカートの乗せてもらって、幾つもの袋に分けて車に積み込んでました。 医師の説明だと、コルセットを付けていると事故した場合の責任問題もあり医師としては許可できないので・・・・・。 とにかく、体をひねれないのでバックが難しかった。 今でも、お尻から座りなおさないと後ろが見れません。真後ろを見るのは難しいのでバックモニター頼りです。
ヘルパーさんは3ヶ月で中止しましたが、訪問リハビリのみ1年間は続けました。
介護保険を利用したのは59歳でした。
今は朝方起きた時が一番痛く、数時間は痛みが強いのでゴミ捨てが辛いです。 ゴミ捨てだけは誰かに手伝って欲しいと思う時もありますが、それ以外の基本的な生活と通院もできるので頑張っています。
介護保険を利用できるということはそれほど状態が悪いということなので、何とか頑張りたいものです。
長文になりました、最後までお読みいただきありがとうございました。