一昨日病院の駐車場で蝶のマークを見かけました。
このマークあまり見かけたことがありません。
もしかすると見かけていても、自分が意識していない為に、記憶に残らずスルーしているのかも知れません。
駐車場で2台隣り合わせに止まっている車に、貼ってありました。
1台はシルバーマークと一緒に。 お年寄りに関係ありそうだな?とは思う物の想像がつかないので、その場ですぐにスマホでググってみました。
すると2008年に聴覚障害者に表示が義務づけられていました。
【聴覚障害者標識】でした。
耳の形がモチーフだそうです。
聴覚障害であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークで、マークの表示については、義務となっています。 危険防止のためやむを得ない場合を除き、このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。
複数の病院がある場所で耳鼻科もありますので、たまたま2台並んで止まっていたのですね。
他にも良く見かけるのは、以下の二つでしょうか。
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【障害者のための国際シンボルマーク】 全ての障害者を対象としています。特に車椅子を利用する障害者を限定して使用されている物ではありません。 駐車場などでこのマークを見かけた場合には、障害者の利用への配慮について、御理解、御協力をお願いいたします。 |
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【身体障害者標識】 肢体不自由であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークで、マークの表示については、努力義務となっています。 (つまり体の不自由な方、ご本人が運転されています。) |
他にもこちら、内閣府のページに街で見かけるマークの説明がありますので、お時間がございましたら、目を通していただけると嬉しく思います。
シニアになると、トイレに行きたくなると我慢出来る時間が短くなります。 空いていたら障害者用トイレを利用せざるとえない時もあります。 駐車場も遠くでは歩くのが辛い時もあります。
どちらも、その場所でないと利用できない方がいらっしゃいます。 車椅子ではドアを全開にする為に広いスペースが必要です。 トイレも車椅子で入る為には広いスペースが必要です。 また、人工肛門・人工膀胱を造設している人(オストメイト)のための設備のトイレもあります。 どれも、その場所でしか用を足せない方がおられます。 ですから、使用してはいけないのではなくて、どうしても利用しなければならない時には、出来るだけ短時間で済ませる努力をするよう、気を付ければ良いのではないのかと思います。
娘(車椅子利用で全く立てない)がトイレに並んでいた時に、お年寄りの方から、「いいわね、座って待てるから」と言われた事があるそうです。 その方は、きっと以前の私の様に立つ事が辛くておっしゃったのだと思いますが、あまりにも自分の事しか考えていないと思います。 ずっと、座っている事がどれだけ大変か。寄りかかる物がないと座位すら取る事が出来ない人は、お尻が蒸れて同じ所に体圧がかかる為に褥瘡(ジョクソウ)だってできます。
目に見えない障害をお持ちの方や、歳を取ると以前より出来ない事が沢山あります。 しかし、世の中譲り合うしかありませんので、可能な限り譲り合って利用しあえれば幸いです。